レビューありがとうございます。 ただ筆踊る儘に書き始め、何を書きたいのかさえ分からず方向性も定まらず、途中まで書いて漸く、実際にあった事件と結び付き、ああしたラストになりました。 私以上に作品の主旨を理解し分析して頂き恐縮です。 性表現に関しては「お前が言えるんか?」って作品の多い私ですけどねww エロいだけグロいだけの作品も否定しませんが、そういう作品を人目に触れるような場で公開するのなら配慮は必要かなとは思います。 勿論、メッセージ性があれば尚更描写には気を付けないとメッセージが薄れてしまいますもんね。 私の作品の中で一番ムチャクチャで尖っていて、でも取り敢えず言いたい事は言ったという自己
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 春野さん、初めまして。  ご挨拶さえしたこともないにもかかわらず、不躾にも、突然、勝手にレヴューを送りつけて失礼しました。小池です。  凄いですね。「ただ筆踊る儘に書き始め」たうえに、「方向性も定ま」っていない状態で「ああしたラストになりました」とのこと。大変感服しました。さすが、濃密な長編をいくつも書き上げている方だけあります。技術とセンスが卓越している。  と、つづけて偉そうに勝手にまた評価していました。春野さんの著作中もっとも尖鋭的な作品というのもたしかにうなづけます。ただ単純に個人的な好みをいえば、何より僕はそのとがったところが大好きですね。  じつはレヴューとはべつに、『
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オルタナティブ読ませて頂きました❗️レベルの高過ぎる論評で博識でいらっしゃる事にも感服しました。 再度じっくり読み直したいです。 人形の国はブーメラン覚悟では一応書いてまして、プロ的な方に蘭丸伝読んで頂き歴史物ではなくBLじゃんと言われ、反省とは別にエロは現在かなり削除して弱めてはいます。(異聞はまだです。) 当初は直接的エロは出来るだけ避けるつもりが、書いてるうちにエロで読者増えるなと感じエロが増えてしまったという自覚ありです。 歴史物であっても十代、そこは表現を気を付けるべきところですし、何を書きたいのか分からなくなってしまいますもんね。 蘭丸伝には二つ視点がありまして、蘭丸視点とドライ
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 春野さん、『オルタナディヴ』を読んでくださったうえにご丁寧にご感想までありがとうございます。  もとよりブーメランは覚悟で書いていたと聞き、春野さんの並々ならぬ挑戦心と勇気ある実行力に、ますます僕は敬意を表したくなりました。  そうですか。ただの歴史小説じゃなくてBLと官能要素があるから独創的でおもしろいんですけどね。なるほど、やっぱりエロは読者の喰いつきがいいわけですね。で、おもわずどんどん筆が滑っちゃった、と(笑)。いや、筆が乗ったんですね。読者のニーズにちゃんと応えるという、春野さんの創作スタンスはすでにプロ意識が高い。  春野さんが『蘭丸伝』を書くにあたって、非常にデリケート
 つづきです。  『同意』ですか。フィクション内にとどまるなら、いくらでも、どんなものでも、自由でいいというのが、基本的に僕の見解ですしその点は他人にも寛容なつもりですが、現実にとなると話はべつです。その告白本、読んではいないですが、被害女性だけじゃなく精神的に監禁拘束した側のその年上男性も、意図的に洗脳や錯覚を誘導していたではなく半ば無自覚に本気で「運命の愛」とやらを信じこんでいたのかもしれませんね。ふと、そう思いました。もしそれなら、よけい気持ち悪い話ですし、むちゃくちゃたちが悪い。  武将信長の繊細な少年愛をなかったことにしようというのは、歴史修正主義でしかない。そのために蘭丸のほ
そうなんです。 「同意」のフランス人男性も愛と錯覚し少女達(少年も)との性体験を美化して小説に書いてたんです。 少女はナンパし少年はアジアまで買いに行くという性別による違いは「あーなるほど」で、認知の歪みですよ。 エログロが読者を惹き付けてしまう気持ちも分かります。 私もそうですし。 レ○プファンタジーという言葉は考えさせられます。 そういえば現代人の感覚では計れないという点で蘭丸伝には振り切れなかったとこがあります。 初夜まで男色に関する性的知識が無い「無垢」な設定にしてますが、昔はローティーンで性体験結婚普通で社会人とすると今の二十代よりも大人びている。 源氏物語には創作ならではの嘘
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 意外ですね。『蘭丸伝』で完全におもいっきりできたというわけじゃないんですね。だとすると、春野さんがほんとうにリミットふりきっちゃった作品表現をおおいに期待したくなるところですが。  たしかに近代以前は、十代の結婚もごくごくあたりまえのことでした。男女ともに、身体的に子どもをつくることが可能になった時点で。そのほうが自然界ではまさに〝自然〟な行為ですから、それも当然です。そういう意味では、現代の人間社会の性にかんする文化は、制度/システム的には高度に構築されてはいますが、自然からみればすごく〝不自然〟な慣習でしかない。  源氏物語──作為的な演出の駆け引きや「紫の上」の天然っぷりへの春野
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