そう受けとめ、ご理解していただけているということで、春野さんには感謝しかありません。  あるいはこれもすでにご理解いただけているのかもしれませんが、大勢とちがって僕は、共感や共有や共通点を前提とするコミュニケーションを強調することよりも、他人同士ズレや誤解や衝突があって当然とするディスコミュニケーションのほうをいつも念頭においています。おなじことよりも、ちがうことがあたりまえ。  だから考え方も価値観も異なる人と人とが縁あって、たとえ一回きりでも、心底わかりあえる事柄が、瞬間が、存在しうるということじたいがすばらしいのではないかと。
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 あっ、忘れていました。  絵文字を僕はつかう習慣がないんですよ、もともと。プライヴェートでのメールのやりとりでも、ぜんぜん絵文字も顔文字もつかない無味乾燥な文章です。そもそもラインはしない、ついでにいうとSNS全般、まったくする気なしの非コミュニケーション人間なので。  ということで、絵文字を頻出させるなどして、あわせることができないのが残念、いや無念です。だいぶん以前から春野さんはお気づきのことでしょうけど、僕はせいぜい文面のなかに「(笑)」をときどき入れるのが能力の限界なんです、残念至極なことに。もはや悲劇といっていいかも。
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