わかりました。「歴史がたしかめようもない」にかんする件以外は、あらかた齟齬は解消したのではないかとおもいます。  そういえば、シバリョーにくわえ清張さんも話題に出てきたことですし、せっかくですので五ヶ月ほど前に読んだふたりの対談で、ふたりの考え方や価値観のちがいがとくにあらわれていて興味深かった会話の一部分を少し長めになりますが抜粋しておきます。  最後に司馬遼太郎から「ぼくはしろうとだから、あくまでも古代のことをいうときには自分の言うことはすべて幻想だと思っています。今日お話ししたことも、松本さんはわざわざ私にあなたの説ではといってくださる。光栄あることばを使ってくださったけれども、
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