『廃城の記憶姫』

 とある王国には、それはそれは綺麗なお姫さまがおりました――。

藤牧 明

4分 (2,294文字)

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あらすじ

 御伽噺。    かつて栄華を誇った王国での、それは綺麗な姫君の恋がもたらした悲恋。    彼女はとても哀しい復讐に手を染めた。    いつしか永い刻を経て、廃城となった国に現れた姫君は、一体何を思う

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目次 1エピソード

感想・レビュー 2

過去を語る文体は、カタカタと音を鳴らし動く悲しい人形劇…けれど『佇む姫』が現れた途端、滑らかで生々しい演劇を見ているような錯覚を覚えました。 今、自分が見えている世界の振り返った後ろには彼女がいるのか
ネタバレあり
とても悲しくせつないお話でありながら、卯月様らしいカラーが表れた作品だと思いました。