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魔法使いになれなくて

死後の世界へ来た「あたし」と孤独な中年男の「おれ」、二人のストーリーが絡み合う。

赤羽道夫

青春 完結
2時間48分 (100,752文字)

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あらすじ

若くして病死した「あたし」が来た死後の世界は奇妙な場所だった。そこには人生を全うできなかった人々が集められていた。天国でも地獄でもない場所で、人々になにかをさせようとするのは神様の意志なのか……。

感想・レビュー6

石田衣良先生が金字塔のノベリスタ大賞第六回入賞作

赤羽氏の最も輝かしく、直木賞作家石田衣良先生から絶賛された珠玉の代表作。 奇想天外なファンタジー。軽妙なタッチで繰り広げられる痛快な世界。 才能溢れる作者の渾身の作品。 石田衣良氏の作家スクールに選ばれ、東京渋谷に通い課題をこなしたその強運と努力に脱帽。 私も悔しくも落選したこのノベリスタだが、あくまでも順位ではなく内容が勝負。 今もなお公私共にお世話になっている赤羽氏に感謝。精力的に公募に挑戦なさる姿に敬服。
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生きようと懸命にあがくダメ中年貝原と、それを守るべく戦う乙女、野和田ちゃんのタッグが熱い! 愛情とは無縁に生きてきた男の話のはずなのに、読んでいてそこに愛情を感じずにはいられない。 「うわー……」と思ってしまうほど激しく空回りをし続ける貝原。ストリートライブを聴いてあげるシーンなんてちょっと感動的でもあるのに、野和田サイドを読んでふっと笑ってしまったりと、キャラクターたちは至ってシリアスでも読者の頬が緩むような仕掛けがあって楽しく読めました。 (貝原さんずっと音楽をやってたから、実は音楽だけは実力があったんじゃない?!と期待を持って読んでいたのですが、ばっさり(笑)でもそんな率直な野和田ち
ネタバレあり
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(応援)重い病を患い、死の淵を彷徨っている少女と、中小企業に勤めるうだつの上がらない中年男。交互の視点から始まる物語は、「あの世」と思われる不思議な空間と現実世界が舞台。 一見、何の関わりもないように見える二人がどのようにして出会うのか?ドキドキしながら読み進みました。 登場人物の掛け合いもテンポが良く、コミカルな部分もあり、それでいて、主人公の1人である貝原さんが墓参りに行く場面や、エピローグでは思わずホロリとさせられました。 40を過ぎて、恋愛をした事のない貝原さんは、典型的なマダオ(まるで駄目な男)。いい年して夢を諦めきれずに駅前で自作の歌を熱唱するわ、お見合いパーティーに行
ネタバレあり
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