式を操る華の名は

その氷華、昏がりに。

三島 紫水

3時間0分 (107,896文字)

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あらすじ

稀代の陰陽師・冬霞紫翳。 半ば妖の血を引く彼は、 年若くして厭世家で、 世俗的なことをひどく嫌った。 出仕もこなさぬ彼を畏れ、 また忌み嫌う者たちは、 かの陰陽師は鬼の友だと、 まことしやかに囁いた

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