感想・レビュー一覧 5件

読みはじめは、夏の爽やかで暑い空気をつれていたというのに、最後まで読むと、ぞくりとさせられました。 美音子のシュウカツと、夏夜のシュウカツ。そして、一見外からはわからない「死」の観点を、うまく問い、揺
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就活と終活と言う二つの意味を持つ“シュウカツ” 就活をする富士さんと終活をする美音子との出会いから話しが始まります。 人は出会いや別れによって沢山の事を得て、失って…その繰り返しの中で、大切なものに気
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やっぱり爽やかで柔らかい、気がします。美音子と富士さんの出会いは本当にひょんなことで、彼らがこんな風に一緒にハンバーグをはふはふ言いながら食べるなんて、富士さんが彼女にあんな感情を持って接するなんて。
実はとても重いテーマなんじゃないかな、と感じさせながらも読み手の心を重くさせない語り口がさすがなだなぁ、と思いました。 文章も安定感があって安心して読めます(*^^*) 美音子ちゃんが何故そんなに死
真夏の暑さの描写が素晴らしい。そのなかにぽつんと出てきた美音子がくっきり浮かんでいて、とても不思議な、本当に不思議な感覚になりました。 水色の空と、甘すぎない炭酸水がふわっと頭に浮かぶような。 「

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