いつから土地には境界線がひかれ、誰かの所有物になったのでしょう。 サンゴ礁も人間のものではないのですが、よかれと思って囲った檻。 しかし海の生物には理解出来ないし、邪魔なものです。 それぞれ立場が違

保護するのか、それとも見守るのか・・これは本当に難しい問題だと思います。 ベースには、保護されるべきものの意思の確認ができない、というのもありますし、人は「良いこと」をしたがる動物だからです。 た

感染というお題から『優しさ』が浮かぶ作者の発想に驚きです。 優しい物語でした。こういう感染だったら、ぜひ広がって欲しいですね。 また、やわらかい文体ながらも、なにか考えさせられるものがありました。

マーリンからサンタロウ、そして人間の正義感でサンゴを檻で囲っていた環境保護団体、つぎつぎに広がっていくやさしさ病に、読んでる方まで移りそう。 人間のエゴや正義感で、本当に大事なことが見えないこともあ

千年サンゴの物語とても素敵でした。 食事の大切さを再認識することのできる物語りでもありました。 優しさと言う感染症とてもいいですね。 皆が感染すれば、世界は優しさで包まれることでしょうね。 千年サンゴ

やさしいお話の中に、考えてほしい問題まで提起されています。 何かのために、何かを歪めてしまう。 ほんとうのことは、もっともっとシンプルで、もっともっと……でもそれが難しいのでしょうね、きっと。 やさ