紅色の彼方

毎年足を運ぶ場所がある。 そこに、鮮烈な紅色と、 もうひとりの彼を、見つける。

碧靄

恋愛 完結
10分 (5,963文字)
なくしたひとを想う。その気持ちが抜けないまま、紅葉の紅色に目を奪われてしまう。淡々とした物語です。

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あらすじ

紅く彩られた記憶が、いまもわたしを埋め尽くし、 伸ばした手は、空を切り続ける。 幻想とのあわいに、いまもわたしは立ち尽くし、 歩んだ足跡は、虚に染まる。

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