ワン・モア・トライ 金継ぎ教室の事件簿

金継ぎ教室に、「騒々しい茶碗」が持ちこまれた?

吉美駿一郎

51分 (30,478文字)
第一回バディ小説大賞、準大賞を受賞しました。漆を扱う工芸家、塗師が主役となったミステリです。

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あらすじ

漆芸家である理子と鏡花。二人は雑居ビルの一室を借り、工房として使っている。 まだ一人前ではないため、アルバイトとして金継ぎ教室を開いていた。 ある日、理子の義母が電話してきてこういった。 「理子さん、

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感想・レビュー 2

まず物語の謎のきっかけとなる湯呑のひびの推理に感心しました。シンプルな推理だけれど、主人公の仕事とうまくつながってて面白い。探偵とワトスン役の息もぴったりで、ロジックをやり取りする部分も楽しい。終わり
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金継ぎが人の間の綻びとその修復をも象徴しているようで……。読後感も素敵なお話でした。
ネタバレあり
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