三年前に戻る

密室状態の蔵から人が消え、「三年前に戻る」という書置きが残されていた!

吉美駿一郎

45分 (26,660文字)
人の死なないミステリです。

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あらすじ

庄野莉緒の恋人・沢口詩郎は古い蔵に閉じこもり、見張っている二人の前から突然、消えてしまった。後に残っていたのは一枚の書置きだけだ。それは『おれは三年前に戻る。莉緒、君ならアルバムを見ればわかるはずだ。

感想・レビュー 1

※ネタバレを含む感想です

後半、流れるように〈探偵の探偵としての必然性〉〈密室トリック〉〈SF〉〈動機〉が繋がり真の物語が浮かび上がってくる構成がうつくしかった。作者のほかの作品も読んだことがあるけれど、軽快な知性を感じる文体
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