気づいたら、落ちていた。

普段は頼りなく、部活の面では頼もしい先輩。 ――それだけの、はずだった。

衣織モカ

恋愛 完結
15分 (8,665文字)
女の子なら一度はあこがれる、先輩への恋。 でもそれって案外、恋してるのに気づかなかったりするものだと思うんです。

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あらすじ

高校生最後の大会を控えた、弓道部のお話。 三年生、つまりもうすぐで卒業を迎える先輩と、それを見届ける後輩の私。 たくさん、お世話になった。 弓道の技術も、マナーも、全部全部、この人から教わった。

感想・レビュー 1

8000字の中に収まっているのに、とても内容の濃いお話でした。 例えるなら、恋愛小説の一番甘いところを抜き出したような。 けれど、展開が雑になっていることもなく、とても読後に心が温まりました。 あと、