夏の夜に月を堕とす

夜の学校、プールサイドで。君は、緑のフェンスにもたれて二人分の影を背負っていた。

藍沢 雪深

青春 完結
3分 (1,234文字)
こちらも、いただいたお題で。あの夏から続く、僕と君の夏の夜の夢。

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あらすじ

午後10時47分の学校は、しんと静まり返っていた。 プールの水面では、時折目に見えない何かが小さな波紋をたてていた。 「僕の自由研究にはどうしても、あの月が必要なんだ」 それじゃあ、はじめ

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