記憶の器

自宅にあった食器を、すべて処分した。 あの人の作った料理の味を、忘れるために。

水沢 ふみ

5分 (2,518文字)
三行から参加できる 超・妄想コンテスト第93回「新しい○○」応募作品

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あらすじ

「あの人」の作る料理の味を忘れるために、主人公は自宅にある食器を全て処分した。 代わりに食器棚に並ぶのは、装飾の無い真っ白な食器たち。 あの人の味を忘れることは、果たして出来るのか――。

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