赤い薔薇の花束をかかえて

カミさんからの贈り物は、チョコレートかと思ったら、違っていた。

十川ジャンマリ

13分 (7,601文字)
バレンタインデーに相応しくない悲劇とその後の展開について妄想してみました。

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あらすじ

俺は、毎年、バレンタインデーには赤い薔薇の花束を抱えて帰宅する。ところが、今日は様子が違っていた。妻はいない。食卓の上に置かれたプレゼントのチョコレートらしきデコレーションされた箱。それを開けてみると

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