感想・レビュー一覧 2件

推定精度の高い歴史小説

 明治初期。幕末の端残りで北へ敗走する新撰組にあって、その途上占拠した会津で負傷した脚の療養中の副長・土方歳三を、斎藤一が見舞いに来た場面を、時代背景や情景に至るまで推定精度高く描写し書き上げた時代小
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短くも何と濃密な遣り取りであることか

「小説を書く際の下調べを10したとして、その10の全てを原稿に書き込む必要はない。10の内2を書けば読者は私が10を知っていることを分かってくれる」 かつて松本清張はそう語ったそうです。この作品を読み
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