こういう情景を書けるのは才能だと思います。 まず、出だし。何事が起こったのか？　と読み進ませてくれます。 主人公の慌ただしい思考が駆け巡ります。 そして、大事な娘の存在が平行して描かれます。 有り触

朝、娘を学校に送り出すまでのママの仕事は過酷です。意識を他の事に移している余裕なんてない。だから、友人の母親の死に即物的な反応しかできないのも理解できます。ママ友からは「育児がうまくいってない」という

冒頭から印象的な事件があり、普通の生活にも恐怖が潜んでいることを上手く描いている。 子どもと母親のエピソード、生活感を感じさせる文章がとても良かったです。 ラストもスリリングでほっとする母親の感情が

　武藤さんは、既に妄想コンテストで実績を上げていますが、今回は、子育て中の母親を主人公にしたサスペンスを書き上げました。 　娘の持つ赤いランドセル、傘がきっかけで母親の経験する数時間の恐怖。 　この短