かくれんぼ花火

甘酸っぱい初恋にも似た物語

阿倍カステラ

恋愛 完結
8分 (4,258文字)
阿倍カステラの唯一の持ちモノは、ここに何かを残せるだろうか。打ち上げ花火のように。消えてなくなるモノだとしても。

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あらすじ

人ごみのなかに、君を探すのが好きだった。それは小学生の頃からずっと。 「今度はほんとうに、わたしをみつけて」 高校3年になった彼女がメールをくれた。 僕はそのメールの意味を考え、彼女をほんとうに、み

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