捉影記

歴史系発明ファンタジー SF

南々浦こんろ

52分 (31,131文字)
歴史系 Sci-Fi に挑んでみました。

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あらすじ

 紀元前四百年頃の中国。  宋の貧乏王族と、外塞域の遊牧民・遼俄族の姫との間に、政略の絡んだ婚礼話が持ち上がる。  中原とはまったく異なる文化圏で育った姫君は、果たしてどのような姿をしているのか。 市

感想・レビュー1件

捉えて影を記す

 時は紀元前400年頃にまで遡る。 「さあさあ皆さん寄っといで!こちとら、はるばる王都洛陽から旅して来た髪結い名人だよ!」  中華文明圏に属する当時の宋国から、はるばる北方に位置する圏域との境界の地へとやってきたという、「髪結い」を名のる青年がふたり。見わたすかぎり淡緑の草原がつづくだだっ広い空間に、客寄せ目的で叫ばれる調子のよい口上が軽快に響く。 「母大后さまから周王のお妃様、諸候の姫から傾国の美女まで、何でもお望み通りの髪型に結い上げるよ!ご婦人方にお嬢さん方は一層お美しく変われるってもんだ!」  ちょくせつ、ないしは口伝えで話を耳にした遊牧の民が好奇心で馬を駆ってくる。日に日に
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公開日2020/2/18

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