黒い山の柿の木

わけもなく憎み合う二人の青年。最後の最後で彼らを捕らえた感情は。

碧市朱一

ミステリー 完結 過激表現
12分 (7,008文字)
こんな長く書くつもりなかったんですが。

13 1,075

あらすじ

――まるで横溝正史の「鬼火」ですね。 山間の村に遊ぶ「わたし」が偶然知り合った老人から聞かせられたのは、憎み合い、互いを陥れ合う、二人の青年の物語。 一方の家が没落したことで決着が付いたように思えた彼

タグ

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

胸のうちに隠しておきたい感情を、そっと暴かれるような展開に感嘆しました

 奥深い山中にある集落で、「わたし」はある老人からかつてこの村で起きた話を聞く。二つの旧家、それぞれの跡取り、彼らは互いを憎み合い、諍い続ける。黒山の柿をめぐって、やがて二人に訪れた物語の顛末は――。
ネタバレあり
1件