受賞

誰そ彼隧道奇譚(たそがれずいどうきたん)

クナリ

12分 (6,745文字)

16 73

あらすじ

「私」は高校二年生。 四月だというのに学校にも行かず、電車に乗っては適当な駅で降りて、無為に時間を潰している。 母親はとうにいない。 父親は義父であり、時折帰ってくるが、その度に暴力を振るう。 ただ一

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目次 1エピソード

感想・レビュー 2

トンネルには必ず出口がある

拝読いたしました。佳作おめでとうございます! 最初は出口が見えなかったトンネルですが、弟の事故の真相を知ることで、光が見えてくる。主人公の感情がストレートに伝わってくる、力強い作品でした。 弟を失っ
ネタバレあり
1件

最後まで読んでください。そこに救いがあります。

つらいお話なのに、どんどん引き込まれました。 感情移入すればするほど、なんで!?と見えない何かに訴えずにはいられません。 それでも、最後、彼女はきっと大丈夫だと思えました。 素晴らしい作品をありがとう