コルクボード体質

父の特異体質を形見として受け継いだ私を見て、「あんた達、さすが親子だわね」と母は笑った。

桜雲めぢろ

4分 (2,123文字)

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あらすじ

まるでコルクボードのように、自分の好きな『瞬間』をピンで体に留めておける特異体質を「私」は持っている。 父親の忘れ形見でもあるこの体質を利用して、ドリップ中のコーヒーの香りを鼻に留めた「私」を見て、母

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