納児

法改正によって代理出産が合法化された世界で子どもが欲しいと望む一組の夫婦の物語。「架空の法律」コンテスト応募作品。

柳成人(やなぎなるひと)

SF 完結
40分 (23,786文字)

27 242

あらすじ

 一樹と里奈の二人は、結婚して五年が経つ夫婦。ある時一樹は「子どもを作ろう」と持ち掛ける。  子どもを作る事による様々なリスクを不安視する里奈だったが、二人はまず代理出産について知るために産婦人科を訪

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

誰かが……

 こういった社会派の作品を真面目に書けるのは凄いですね。  さすがに未来がこうなるとは思えない……といいますか、うーん、人間が生物である限り産みたいと思う本能を持っている人が多いはずですから、代理出産
ネタバレあり
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一気に読みました

ありそう、と強く思った作品でした。読みやすく喩えもしっくりきて、どうなるのだろうと夢中で読んでました。ありそうで、怖くて、恐ろしいと思いました。 余韻も後味も心に残ります。 良い作品をありがとうござい
ネタバレあり
2件

こういう時代は来て欲しくないけど、読んで備える必要がある

 読み終わった後はしばらく言葉が出てきませんでした。  平成の頃は核家族化という概念が生まれて、家族の最小単位が少なくなったかと思えば、この作品は血の繋がりすら絆になりうるのかという問題をはらんでいま
ネタバレあり
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