大きな手、未来のかけら

君と一緒に歩いた、最初で最後の夏の日。未来のかけら、きっとその手にあるから。

わたなべめぐみ

青春 完結
7分 (4,078文字)
ひさびさ妄コン参戦。めずらしく一日で書ききりました。8月15日より公開です。

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あらすじ

中学三年、夏期講習中の私は葛上くんに声をかけられる。 バスケットボール部主将だった彼は、声も体も大きくてちょっと怖い。 「雨谷、今から昼飯?」  ないなら一緒に行く?と聞かれた私は、お弁当を持って

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

爽やかで、もどかしくて、ちょっと切ない。

 最初のシーンでとった行動がいじらしい。それが無かったら二人の物語は続かなかったわけで。その年の夏だからこそできた偶然でしたね。  本人は気付いていないだろうけど、その動作で得たものこそが彼女の『未来
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