蒙古タンメン?

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https://estar.jp/novels/25704697/viewer?page=1 「チャーシュー……チャーシュー」  はっと京太郎も涼子も声の方を見た。 「あ、あの声は邪美じゃないの!」  ヨレヨレと歩いてくるのは確かに邪美だ。 「邪美!」 「チャーシュー食べようとしてたら消えた」 「泣くな! それどころじゃない!」京太郎が肩をゆする。 「ところでここ、どこ?」 「わからないのよ」涼子が困ったという風に首を振る。 「メンマーメンマ―」  はっと三人が声のする方を見た。 「あの声、醤子だわ」 「こっちよこっち醤子!」邪美がぴょんぴょん跳ねている。 「メンマをさぁ」 「食べようとしたんでしょ?」涼子が慰めるように顔を覗き込む。 「だから、今はそれどころじゃないって!」 「なんで?」 「邪美……飲み込みが悪いな。周りを見て見ろ」 「あ……ここはどこ?」 「わからないから困ってるんじゃないか。わかるのは異世界だということだけ」 「着せ替え?」 「人形じゃない、醤子」 「望月先生、来てくれないかな」邪美が心細い声を出した。 7-coさん、そろそろ時間ですよ♪ https://estar.jp/novels/25705832/viewer?page=1
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