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「チャーシュー……チャーシュー」
はっと京太郎も涼子も声の方を見た。
「あ、あの声は邪美じゃないの!」
ヨレヨレと歩いてくるのは確かに邪美だ。
「邪美!」
「チャーシュー食べようとしてたら消えた」
「泣くな! それどころじゃない!」京太郎が肩をゆする。
「ところでここ、どこ?」
「わからないのよ」涼子が困ったという風に首を振る。
「メンマーメンマ―」
はっと三人が声のする方を見た。
「あの声、醤子だわ」
「こっちよこっち醤子!」邪美がぴょんぴょん跳ねている。
「メンマをさぁ」
「食べようとしたんでしょ?」涼子が慰めるように顔を覗き込む。
「だから、今はそれどころじゃないって!」
「なんで?」
「邪美……飲み込みが悪いな。周りを見て見ろ」
「あ……ここはどこ?」
「わからないから困ってるんじゃないか。わかるのは異世界だということだけ」
「着せ替え?」
「人形じゃない、醤子」
「望月先生、来てくれないかな」邪美が心細い声を出した。
7-coさん、そろそろ時間ですよ♪
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