感想・レビュー一覧 5件

不安の処方薬としての物語

人を跡形もなく溶かし死に至らしめる薬「とける」。 一瞬で人を消し去る薬を使って人間を間引きしようとする政府の姿勢がとても恐ろしいものではあるが、この物語の本質は「不安」にあると思う。 経済成長が伸
ネタバレあり
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読了です!

いつもの日常に人が『とける』という事態が加わっていく異常さ。 物理的に『とける』なんて…と思いつつもどこかリアルでとても怖かったです。 大きな権力に抗えず、世を去った大切な者たちや残された者の無念さ
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自分と大切な人をしっかり抱きしめておくために

この物語が数年前、いや、昨年にでも書かれたのならば、もしかしたら私たちの心にこうも刺さらなかったかもしれません。 自己責任が連呼され、〇〇警察と揶揄されるほどに厳しい周囲からの目にさらされる今だから
ネタバレあり
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尊厳

いつ『とける』が開発され服用を勧められても不思議ではないーー作者さまは私たちが生きている時代を活写されました。 同時に、いつの世も変わらない生の尊さと死の厳かさがひしひしと伝わってきます。 振り絞
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とけるとけるとける〜💦

国や政府や教師までもが恐ろしい政策に加担していてとっても怖いですけど、先が気になります💦 登場人物の名前面白いですね! 妙に耳に残ります笑 とける〜とけるよ〜
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