彼女はもうそこには居なくなつたけれど、いつか花のやうに姿を現すだらう

それでも、失ひたくなかつたもの。朝顏は覺えてゐました

板坂佑顕

14分 (7,999文字)
それでも、失ひたくなかつたもの。朝顏は覺えてゐました

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あらすじ

昭和初期。出逢つてしまつた青年警官と少女。 果たしてその出逢ひは、間違ひであつたのであらうか。 時代背景を感じていただきたく、正かなづかひと漢字表現を多めに取り入れました。 また、職業名等の表

目次 1エピソード

感想・レビュー 3

仄暗い中、鮮やかな藍色が映え輝く。

昭和初期と思しきレトロな世界観の中だからこそ、そこに描かれた純愛は映え輝いていました。キーアイテムの朝顔の藍色が実に印象的。二人の初々しさと愛の深さを、象徴的に表現しています。 きっとWeb小説では
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風立ちぬ、いざ生きめやも

「風立ちぬ、いざ生きめやも」思わずこの言葉が浮かびました。 「生と死」こんな時代だからこそ、考えさせられます。 昭和初期の設定での手紙のやり取りがとても美しく映りました。 フイルム映画を見ているような
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じーわじわじわジーンと胸を締め上げる

見ごたえのあるレトロな映画 淀川長治さんの解説が聞こえてきそう 面白いですね~ こんな時代だからこそ 純粋な恋愛のやるせなさ どうぞ心ゆくまで ご堪能下さい💛
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その他情報

公開日 2020/8/30