よかったころの私

【完結】ちょっぴり泣ける感動の下町ヒューマンドラマ

時邑 鵜らら

54分 (31,977文字)
あなたの『よかったころ』はいつですか? 

20 1,496

あらすじ

――オトナ女子向けの癒しノベル―― 30代を過ぎて妊活のためにイラストレーターの仕事をやめた白石富江は浅草の隅っこにあるクリーニング店でパートをしている。帰宅する途中に不思議な老人に遭遇して、無理やり

感想・レビュー 2

ただよう切なさと、人生の苦味

ゆっくりと最後まで読ませていただきました。 最初の浅草の描写からこの小説の世界に惹き込まれ、さまざまな女性たちのドラマが展開されます。 どのエピソードも心が揺さぶられました。そして全体を流れる淡い哀愁

これは物語であると同時に珠玉のessay

浅草という一歩歩くごとに目まぐるしく変わる街に合わせるような、濃縮された一文一文に幻惑された。 途中、実は合作のエッセイなのではないのかとドキドキさせられ、最後には哲学的命題に到達する。 いい意味で期
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