今宵、あの藤の下にて君を待つ。

【完結】季節を問わず花を咲かせるこの藤には、緋の目をした悲しい鬼が棲んでいる。

紫月音湖(旧HN・月音)

33分 (19,789文字)
しっとりと切ない和風恋愛短編です。

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あらすじ

唐棣(はねず)家の庭に植えられた一本の藤が「鬼憑き」と呼ばれているわけは、枯れることなく年中花を咲かせることと、藤の下に緋色の目をした鬼がいると噂されているからだ。 けれども一人娘の薄紅(うすべに)が

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