智惠の実サック

拒食症の少女サクラ。 林檎だけが食べられる物だった。 自分の味をおぼえてしまうまでは。

吉井ヨッシー

5分 (2,898文字)
食べていいよ、って、自分に言って。

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あらすじ

 拒食症まっただなかだったころ、毎日毎日、朝昼晩とごはんに怯えて生きていました。  なんでこんなしんどい思いして、こんなにも食べたくないのに、なんで食べなきゃいけないんだろ? と、震える手で箸を持って

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