冬の花は牡丹に散る

牡丹へ顔を埋める赤い着物。顔を上げる美芳の桃色の唇には黄色の花粉が散っていた。それをちろりと妖艶な赤い花弁が舐め取る。

風月那夜

14分 (7,997文字)
妄想コンテスト「私からあなたへ」参加作品

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あらすじ

西国街道、四日市宿には美酒を造る牡丹酒造がある。蔵元の娘を慕う、杜氏の息子。 旅籠の若旦那が娘を、狙って悪巧みをするのだった。

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