下弦の月は真夜中に嗤う

「渡したいものがあるの。これから来て」 そのなんでもないように話す、フラットな声の響きが俺の心臓を凍らせた。

琴廻 スズ

14分 (7,956文字)
倒叙ミステリーっぽいのを書きたくて

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あらすじ

同情でも、友情でも、妥協でもなく、ただ必然だったとしかいいようがない。 彼女もそうだというのだろうか? 水を得た魚は、水に恋することなどないように、俺たちは自然の成り行きにまかせ、ただ居心地の良い

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