白い女・黒い女

同じ名前の同級生が多くて、「サオリ」はいつも他人の名前だ。真っ白な彼女が私を呼ぶときだけが例外だった。

二度なかず

11分 (6,594文字)
不穏な百合を目指してみます。

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あらすじ

同じ名前の同級生が多かった。 流行りの名前ってそういうものだ。早央里はいつも「樹」姓で呼ばれていて、「サオリ」はほかの誰かの名前だった。 唯一、高校の後輩である今日子だけが、早央里を「早央里先輩」と呼

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