さよならとつぶやいて、きみは夏空に消えた

【短編】ぼくは明日、きみがもういないことを知っている。

月夜野繭

28分 (16,499文字)
ノスタルジックな雰囲気の短編です。 切なさの中に救いを感じていただけたらうれしいです。

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あらすじ

――きみと出逢ったのは、遠い夏の日―― 東京の会社を辞めて、祖母の骨董店を継いだ透のもとを訪ねてきたのは、ちょっと不思議な女の子。 彼女は売り物の古いフォトフレームを指さして、その中に入っていた

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