労働力の問題 (『脱学校的人間』拾遺)

「賃金は労働の対価」というトリック、「働かざる者食うべからず」という呪い。

ササキ・シゲロー

1時間21分 (48,248文字)
この作品は、『脱学校的人間』旧版から労働や経済などに関する部分を抜き出し、改稿・再編集したものです。

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あらすじ

個々に具体的な実際の労働と、抽象化・一般化された概念としての労働力。この二つが倒錯的に混同されていることで、本来重層的な人間の「自然・本性」が、現実的な必要の名の下で一元化され人質に取られ続けている。

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