中学水泳最後のシーズンを予想外の原因で終えた主人公。糧を失い身の入らない生活に沈みかけていた彼を救ったのは、友人・ライバル・そして水泳そのもの。 　人生において対を為す双璧の片方は、自然な形でもう片

今回のコロナウイルスのことで、そういった思いをした生徒は少なくなかったかと思います。 まだ若いんだから…とは言っても、学生である本人たちにとってはその一瞬一瞬が大事な瞬間で…。 とてもリアリティーが高

起承転結が明確な作品で分かり易い。 主人公・大山龍樹の理不尽な挫折から物語がはじまり、今まで打ち込んできた水泳の大会に出れず何もできないまま中学生活が終わろうとしている、やるせなさが伝わってきた。 今

この作品を一言表すならば『粋』という言葉が相応しく思います。 世の中に理不尽は多いですが、その理不尽を受けた者を見守り応援し戦いあった仲間からの計らい。 結果は出ていても勝負を行う。無関係の他者から