受賞

緑の城でピーマンの夢を見る

ピーマンを大好きになる。それが亡き母との約束だった。

有箱

14分 (7,942文字)
すっごく下らない約束を軸に書きたくなりまして(笑)

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あらすじ

ピーマンが大嫌いだった幼い僕は、ある日母親と約束をする。「絶対にピーマンを大好きになる」と。 それから約二十数年、母亡き今も僕は約束の為に奔走している。

感想・レビュー 1

切なさと温かさを感じました

「くだらない約束を軸に」から着想したのに、まったく「くだらなくない、心に残る物語」に仕上げられていてお見事です。嫌いな食べ物を好きになる、お母さんとのささやかな約束が人生の目標になって、植物と共に生き
ネタバレあり
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