月の雫

忘れられない苦い思い出

鹿島茜

8分 (4,232文字)
短い作品です。お気軽に。

9 700

あらすじ

幼稚園のお友達のおうちで見たのは、青い小瓶に入った香水。 私はその瓶を…… 表紙イラストは西 令草さまに描いていただきました。 ありがとうございます。

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目次 1エピソード

感想・レビュー 2

おそらく読んだ人にとって大切な一作になる物語です

まだ幼い頃、友達のエリちゃんが誇らしげに見せてくれた大人の香水、月の雫――。その小さな宝物をめぐって、大人になった「私」の心のざわめきを、丁寧に、優しく暴いてみせる物語です。  いい年になると、か
ネタバレあり

一滴の香り高いポエム

印象派の絵を見ているような 上品な哀愁に酔い痴れる時間 切ない後悔を粋な言葉で紡ぎ 洒落た額縁に納めると ほら こんな素敵な香り高いポエム 僕はそんな作者の横顔が好き
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