魂流し(たまながし)

鉄道文学賞の最終9作品に残してもらいました。電車を舞台としたハートウォームフルな物語です。

おぎなお 紺

15分 (8,890文字)
びわ湖の西側を走る湖西線。こんな不思議があったっていい。そう思える電車です。

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あらすじ

 私は、十五年前のことを思い出していた。  祖父の法事に参列するため母と兵庫に来ていた当時は小学三年生。遺産相続のゴタゴタが嫌で、普通電車の乗り換えを待つ間に、一人新快速に飛び乗って家出をした。  

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