僕らのカノンは響かない

ここで確かに響いていた。誰にも聞こえない私たちの歌が。

有箱

青春 完結
14分 (7,995文字)
淡々と書こうと思ったのに気付いたら長くなってました(笑)

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あらすじ

声と歌をからかわれた経験から声を失った私は、合唱コンクールの練習期間である二ヶ月が憂鬱で仕方なかった。 多分そのせいで、大切な手帳を旧校舎に忘れてしまう。 皆が練習する中、物置と化した旧校舎へ取りに

感想・レビュー 1

カノンか

誰かが旋律を奏でれば、それに追従する者がいる。 という事なのだろうか? 声を失った少女の前に現れた、もう一人の少女。 声を失ったが生きることが出来る少女と、全てを失ったが歌うことが出来る少女。 僕には
ネタバレあり
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