受賞

梅雨晴れ

六月の雨の日曜日、私は外に出られない。

射谷友里

8分 (4,687文字)
どんな時に「雨よ降れ」と願うのか、自分なりに考えてみました。

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あらすじ

夫の孝俊は雨を撮る事に夢中だ。私は梅雨が苦手だから、孝俊が帰ってくるのを家で待っている。孝俊の撮る写真はどれも綺麗で、私はそれに癒されていた。 ある日、孝俊が過去に撮った写真の中に、朝顔の柄の傘を差す

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

距離感の描写が光る

こんにちは。雨よ降れのご縁で拝読いたしました。長年連れ添った夫婦の距離感の描写がすごいなと思いました。写真の映像も容易にマネできないリアリティがありました。傘のエピソードが印象的で、とても文学的な作品
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