染まる

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今回も、妄コン「染まる」の受賞作品の紹介です。 作品はこちらから読めます。 https://estar.jp/official_contests/159699 * * * 【佳作】 『空染と星撒』 Mukui 様 詩のような物語で、読者はファンタジーの世界に誘われます。 空の色は、実は絵の具で作られていたという設定です。 世界観を味わえるお話です。 * * * 『天城の殺陣』 きざしよしと 様 バイオハザードを江戸時代版にしたような作品です。 最後に動機が明かされて、びっくりしました。 * * * 『時間の色に染まる』 森尾寛 様 梅酒を作る物語です。 梅からどうして琥珀色が出てくるのか。 それは、時間の色に染まるから。 なんだか、読後に梅酒を飲みたくなるような作品でした( ღ'ᴗ'ღ ) * * * 『雪上花の散りゆく日に』 橘花やよい 様 椿が象徴的に使われています。 一般に、お見舞いの花に椿は選ばれません。 花が、ぼとっと、そのまんま落ちるのですが、まるで首が落ちるかのような印象があるため、縁起が悪いとされています。 この物語では、椿がかなり忌み嫌われていますが…… 現実の椿はそこまで嫌われていませんよ^^; 椿の花言葉は「完全な愛」、「控えめな素晴らしさ」、「誇り」などです。 控えめな、というのは、椿は香りがあまりないことが理由です。 椿はアジア原産なので、「日本の薔薇」とも呼ばれています。 え~っと、椿の話ばかり書いていても進まないですね^^; では、本編の感想を書いていきます。 和風で、雰囲気ある設定です。 お屋敷に住む、病弱なお嬢様の物語です。 雪の白と椿の赤のコントラストが見事です。 文体も美しく、物語の世界観に浸れます。 私もこういうお話、いつかは書いてみたいです。 * * * 【超短編賞】 『青いりんご』 資山 将花 様 絵描きの物語です。 主人公は思います。 「奇抜な色で塗る人がいるが、それは独創性とは言わない。  通常とは異なることをして、自分は常人とは違っていると思い上がりたいだけの愚か者だ」 りんごを青色で塗る人に、主人公はなぜそんな色で塗るのかと問うのですが…… * * * 【続きが読みたい賞】 『ピーコックブルーの審判』 かいとましろ 様 青春ものかと思いきや……ミステリーだった!! 科学的な知識を楽しめる作品です。 * * * 【トンデモ賞】 『マッスル・ハウス』 孫一 様 今回の妄コンのお題は「染まる」です。 なので、どの作品にも「染まる」の要素があります。 で、この作品の「染まる」は…… 爆笑しましたwww そんな「染まる」は予想できなかったwww * * * 私の作品『白く染める』は、妄コンには落ちましたが、 アズマさんの『隠れた名作図書館』にて、紹介していただきました。 https://estar.jp/novels/26132586/viewer?page=5 とても嬉しいです!!( ღ'ᴗ'ღ ) アズマさんに感謝感謝です!! * * * 次回は、妄コン「忘れもの」の受賞作品の紹介です。 https://estar.jp/official_contests/159701 お楽しみに!!
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