忘却の女神の道楽

誰にでも捨てたい記憶があるでしょう?

涼月

35分 (20,656文字)

2 18

あらすじ

 この世とあの世の境には大きな川があると言われている。  その畔に佇む瀟洒な館の主は、『忘却の女神』と呼ばれている存在。  あの世からこの世へ再生する前に、人々に『忘却の薬湯』を飲ませて、記憶を消す役

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