月夜に人となりて

奴隷として船で働いていた少年。人間扱いされずにいたが、ようやく自由になって人となる。自由ってどうしてこんなに辛いんだ

aqri

9分 (5,227文字)
妄想コンテスト「月夜の遭遇」で佳作に選んで頂きました

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あらすじ

奴隷として生きていた少年は船で働かされていた。暴力の毎日、人間扱いなどされない。 しかしある満月の夜、突然自由となった。待ち望んだ自由、やっと一人の人間となった。それなのにまったく嬉しくない。 自由は

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目次 1エピソード

感想・レビュー 1

純文学として読める短編

こんにちは。月夜の遭遇のご縁で拝読いたしました。海に落下した奴隷の少年の、心の内の描写の巧みさに驚きを感じました。こんなにも道徳や良心の問題を活写した小説はあまりないと思います。もちろんエンタメとして
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