未来を殺した、あの子の行方。

何一つ叶えることの出来なかった、幸福な男のお話。

鷹尾だらり

青春 完結
19分 (11,118文字)
「アオハルだけ詰めました」企画ヒューマニズムな青春担当作品です

30 264

あらすじ

『どっちが早く死ねるか勝負しようよ』 高校一年生から始まった死への競争は、僕の負けで幕を下ろそうとしていたはずなのに。 押し付けられた二周目の高校生活は有難迷惑で、謎に満ちていて、少し懐かしい。 「

感想・レビュー 3

正解がわからない、壮大な不協和音

ピアノの和音は、ある程度の音感があれば聞き分けることができます。でも不協和音を聞いて一発で当てるのって、けっこう難しいですよね。 今作は、まさにそれだと感じました。生きたいと死にたい、生きてほしいと終
4件1件

名作!

 めちゃめちゃ面白かったです。  「ヒューマニズムな青春」をテーマに創作されたという作品ですが、SF感は抑えめのタイムリープが現実の青春のままならなさを切なく表していて、終盤までは切ない気持ちで読みま
4件1件

頭の中で月光が流れてました

タイトルを読み、そして一頁目から胸が苦しくなる。まんまと作者の目論見通り、必死に頁を捲ってました。時に、ダメだって、と諭したくなり。大丈夫だよと抱きしめてあげたくなるジェットコースターみたいに気持ちを
ネタバレあり
2件1件