いちょうのセレナード

いちょうの木にも、連れ合いを失くした悲しみがある。

神谷すみれ

12分 (7,130文字)
曲のタイトルのような題名ですが、「セレナード」は作品のポイントになっています。

1 2

あらすじ

黄葉の頃、小夜は夜中に目覚めて、耳につくざわざわという音を聞いた。それはベランダの向こうの公園にあるいちょうの木の葉擦れの音だった。その胸に迫る悲しみの理由を、小夜は夫の透の言葉で知った。今年の6月に

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません

その他情報

公開日 2023/12/18