これが最後

本当にラストに出来るかどうか。そんなお話。

和田ひろぴー

14分 (7,943文字)
真の価値が希薄なまま、新たな世界へ踏み出すことが可能なのか。そんな考察です。

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あらすじ

 いつの間にか、寥(りょう)は犯罪に手を染め、その片棒を担ぐようになっていた。そうなるには必然性はあった。人間関係の何たるかを育むことも無く育った環境。気付けば社会で生きていくのに必要なものは、自ずと

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