箸袋ジャーニー

母の遺品から出て来た「割り箸の袋」。大五郎は箸袋を手に、その想い出の軌跡を辿る。

茜部るた

14分 (7,931文字)
旅行先で得た半券、立ち寄った飲食店の箸袋、無効印を押してもらった使用済切符。ゴミなのか、想い出の礎なのか。

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あらすじ

母子家庭で育った大五郎は、母と年に二回だけ行く外食が楽しみだった。 楽しみだったはずなのに、どうして中学一年を最後に行かなくなったのか。 母の死をきっかけに、自分がかつて大事に集めていたものを思い出

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