復啓、手毬花の色づきに

宛てるべき人の居ない手紙は当然読まれることもなく

川内祐

4分 (1,960文字)

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あらすじ

毎日一通手紙を書いて十年が経つ。 投函されない手紙は、整理されることもなく私の文机の上に、ただ積まれてゆく。

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